HSP診断・自分を知ってHSPと上手に付き合おう

HSP
HSPとは?

「生まれつき感度が高く、刺激に敏感で、周りからの刺激を過度に受け取ってしまう人」という意味で、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の頭文字を取ってHSPと呼ばれます。

HSPは育った環境や性格などの後天的なものではなく生まれ持った性質であることがわかっています。

なので、HSPの気質を変えようと思っても残念ながら変えることはできません。

世界で5人に1人が生まれながらに備えているという刺激に対して非常に反応しやすい気質です。
しかし、HSPではない人は世の中に80%ほどいるため、なかなか理解されにくく、生きづらさを感じてしまうのです。

HSPの診断テスト

アーロン博士が作成したHSPに関する23項目の診断テストです。まずはあなたがHSPかどうかを自己診断してみましょう。

次の23の質問に当てはまると思ったら「はい」、全く当てはまらないか、あまり当てはまらないと思ったら「いいえ」と回答してください。

自己診断テスト

質問項目


1.自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ。
2.他人の気分に左右される。
3.痛みにとても敏感である。
4.忙しい日々が続くとベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる。
5.カフェインに敏感に反応する。
6.明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などにに圧倒されやすい。
7.豊かな想像力を持ち、空想に耽りやすい。
8.騒音に悩まされやすい。
9.美術や音楽に深く心動かされる。
10.とても良心的である。
11.すぐにびっくりする。
12.短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう。
13.人が何かで不快な思いをしている時、どうすれば快適になるかすぐに気づく。
14.一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ。
15.ミスをしたり物を忘れたりしないよういつも気をつけている。
16.暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている。
17.あまりにもたくさんのことが自分の周りで起こっていると、不快になり神経が高ぶる。
18.空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる。
19.生活に変化があると混乱する。
20.デリケートな香りや味、音、音楽などを好む。
21.動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している。
22.仕事をする時、競争させられたり観察されていると緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる。
23.子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた。

この診断テストで「はい」が12個以上のあなたはおそらくHSPである可能性が高いとアーロン博士は言っています。
また「はい」の数が既定の数より少なかったとしてもHSPとまではいかなくても、人より少し敏感で、生きづらさを感じているという人もいるかもしれません。

環境への対応方法

あなたが診断テストでHSPと気付いた場合、どのような対応をしたらいいでしょう? 
その対応方法を3つ紹介します。

1. 情報量を制御

HSPは普段の生活でも自然と情報が集積されています。その為、物事を深く掘り下げる特性があるHSPはその情報を処理するために人一倍疲れてしまうのです。そうならない為にも情報量を制御し、過度に意識をしないことです。

2. 気持ちの言語化

HSPは常に物事を敏感に察知して他人に深く共感しています。しかし、大多数の中では複数の対応をせまられるため自分の本心がはっきりとまとまらず混乱してしまう時があります。その時は自分の気持ちを言語化する、日記を書く等が気持ちを落ち着かせる事ができると述べています。

3. より良い環境の探求

働く環境はとても大事です。敏感すぎることへの対処法として「心地の良い環境」を大切にすることです。物事に慣れるまでは時間がかかるHSPですが、一度習得すると優れた能力を発揮する人も多いのです。より分かち合える仲間と仕事に従事することで信頼感が増します。

まとめ

HSPについて知った時、マイナス面がどうしてもクローズアップされがちです。しかし、自分に合った仕事、職種では優れた能力を発揮できます。適材適所の環境を手に入れることでプラスの側面が大きく顔を出してきます。

また、そのような環境で仕事やプライベートを充実させていく事で自分を今までとは違う見方でとらえることも出来るはずです。

より深く自分自身について理解していき、弱点と強みを分かった上でより自分らしい生き方を模索していきましょう。

では、またっ!

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