お家時間で気軽に始めよう!水彩画の基礎知識

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こんにちは、なかよしです。

お家時間が増えている今日この頃、みんさんはどうお過ごしでしょうか?
休日、僕はゴロゴロするの大好きなんですが、みなさんもゴロゴロしてますか?

もし、時間が余っていたら
どうでしょう?小学生に戻った気持ちで水彩画を始めてみては

とりあえず、気持ち良く何でも良いので描いてみることをお勧めします!

水彩画は油絵や日本画に比べてもとっても扱いやすい絵になります。子供の時に描いた絵は水彩絵の具だったと思います。それだけ身近で初心者の方が手を出しやすい画材の一つなのです。

さらにコスパが良いですね。非常にお手頃価格で揃えられるのも魅力です。

安物じゃあキレイな絵が描けないんじゃないの?と思っている方も多いと思います。

でも、そんな事は無いのです。仮にたった1000円前後で筆と絵具とパレットを買ったとしても軽やかでキレイな色彩は出せます。

だいぶ昔に小学生の娘の絵具セットが余ったのでもらいました。その時に初めて描いたバラの絵になります。

ちょっと花びらのところがイマイチですが、まあご愛嬌ということで…

小学生の水彩絵具セットを使っても描き方次第で自分だけの表現を手軽に出来ます。これも水彩画を描く魅力の一つだと思います。

今回は水彩画を始めるにあたって、ちょっとした基礎知識をお話したいと思ってます。難しい話は僕も苦手なんで軽くご説明します。

水彩画・絵の具の種類を知ろう

水彩絵の具に種類ってあるの?

実はあるのです。

基本的に二種類、厳密に言うと三種類になります。

簡単に説明しますと水彩絵の具は顔料とアラビアゴムで作られています。その複合量で種類が分かれています。その種類はと言いますと

1.透明水彩

2.不透明水彩(ガッシュ)

3.マット水彩

になります。

1.透明水彩絵の具
顔料が少なくアラビアゴムが多く含まれる為、透明感があり、水を多く含ませ「にじみ」や「ぼかし」などの技法を使うことで「ふわー」とするような作品になります。ただ、下の色を透かせるなどの技術は中々難易度が高いと思います。

透明水彩はよく大人の絵画教室とか本格的に趣味として始める人向けかもしれないです。技法もそれなりに難しいので気合を入れて長く続けようと思っている方には良いと思います。


2.不透明水彩絵の具(ガッシュ)
透明水彩絵の具に比べアラビアゴムの比率が10%程になります。その為、透明度が低く、重ねて塗る事がたやすく出来ます。水を多めに含めば透明調にもなるので特徴を考えて描くのが良いと思います。


3.マット水彩絵の具
百貨店や100均でも売られているのがマット水彩です。このマット水彩がちょうど上の二つの絵具の中間にあたります。筆に含む水分量で透明調にも不透明調にもできるのです。非常にとっつきやすい絵具になります。ただ、この絵具は色彩が原色そのままに近いので、別の色をほんのちょっと加えて描くと味わいがでます。


今回は気軽に絵を始めようという企画なので僕的にはマット水彩をお勧めします。水の分量でほわーとした感じも出せますし、塗り重ねて重厚な表現もできることも理由のひとつです。

水張りって何?

水彩画を始めるのにもう一つ知ってもらいたいことがあります。

水彩画は水を多く含んで描くために紙がヨレヨレになっちゃうんです。
なのでヨレヨレにしないよう、始める前に紙に水を含ませる事をします。

それを水張りといいます。

やり方はとっても簡単です。水をいっぱい含んだハケや筆で紙一面を塗るのです。

必要なもの

1.水彩画用紙

その前に水彩画用紙がいります。通常の紙だと信じられない程シワシワになってしまいます。水彩画を描くには水を多く含んで塗る分、それなりに厚みが無いと難しいのです。シワシワになったり、くるんと丸まってしまったりしてしまいます。なので、ある程度の厚みがある画用紙になります。


ちなみに水彩画用紙はそれなりに価格が高いです。サイズや厚みも色々あります。なので、書き始めは100均などにある少し厚めの画用紙などで練習してみることをお勧めします。慣れてきて自分の作品を「さあ作るぞ」と思った時ぐらいからが使うのが良いと思います。

注意することは100均画用紙と水彩画用紙では水の吸い具合やにじみの出方などに差が出ることです。水彩用の画用紙はやはり水彩画をきれいに描けるように質が良くなってます。なので、ゆっくりで良いと思いますので慣れていきましょう。

2.ベニヤ板

これは水彩画用紙に水を十分に含ませた時に板の上にしっかりと貼り付けることで、水分を吸収しながら紙をよれさせない為に必要になります。

使用する紙の大きさよりも一回り大きいサイズが望ましいです。ホームセンター等に売っています。あるいは100均などで売っているコルクボードでも良いと思います。僕はその裏面の段ボール部分を使ってやっています。要は水を吸収できて平らなものであれば何でも良いんじゃないかなと思います。

3.水張りテープ

ベニヤ板に水彩画用紙を固定する際に使用します。水張りテープを張る際は、刷毛を使って濡らします。水張りテープは切手のように濡れることで、粘着力が生まれます。

あるいは不織布テープなどでも代用可能と思います。これも画用紙の固定になるものであれば、別のものでも良いと思います。

水張りを始めよう

それでは実際の水張りのやり方を図で説明していきます。

紙が乾いたら板に貼ったまま絵を描きます。テープをはがすと塗った部分などにシワができるので作品が完成した時にテープをとります。

テープをはがす際は丁寧にゆっくりと行って下さい。水張りテープはカッターを画用紙とテープの間にはさんで作品を傷つけないように慎重に行って下さいね。

これで終了です。実際に数回やるとすぐコツがわかってくると思います。今回は基本的なやり方をちょっと簡単にアレンジしたものです。水張りは人によってだいぶやり方に差があります。やっていく内に自分なりの方法を見つけても良いと思います。要するにシワシワにしない、ただそれだけなのです。

では、次回のブログでは「まずはとにかくやってみよう‼」という企画でお話致しますね。

簡単に描けるイルカさんの絵を題材にして、いっしょにやっていきましょう!

では、またー‼

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