とっても簡単!いっしょに星のイルカの絵を描いてみよう!

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こんにちは、なかよしです。

さあ、今回は「いきなり絵を描いてみよう!」というブログ内容です。

前回のブログでは水彩画の道具のみの説明でした。なのに、いきなり水彩画をやることに不安があると思います。

そんな簡単にできるかしら

自信ないわ~

小学校以来、絵なんて描いたことないよ

しっかり描けるかな~

わかります。本当にわかります。あなたが小学校以来、絵を描いたことが無ければ小学生だった頃のレベルのままだと思っているでしょう。

たぶん、それは間違いだと僕は思いますよ。このブログを読んでいらっしゃる方々はほとんど小学校を卒業していると思います。そして、今日まで色々な勉強、旅行や食事とか、それぞれの方がその人だけの経験をしてきていると思うんです。

なので、もうすでにあなたの絵を描くレベルは昔のままでは無いのです。あなたの観てきた、感じてきた、聴いてきた経験値がこれからやろうとする事に全てプラスになります。

だから、不安を感じずに自信を持って良いと思います。そして、のびのびと絵を描くことを楽しみましょう。

初めてでも簡単に描けるやり方をご紹介!

この星のイルカの絵は僕が何年も前に初めて星を比喩してキレイな動物を描こうと思った時の作品です。

この絵は影絵になります。影絵は黒色の部分が多くなります。

もうお分かりかと思いますが、影絵の部分は黒色で塗っちゃって良いのです。塗り絵とまで言えないんですが、かなり気軽にできる部分だと思います。

ちなみに透明水彩など普通の風景画を描く際は、原色の黒を使わない事をお勧めされています。黒をそのまま使うのではなく、赤と緑を混ぜて黒色を作ったり、紫を混ぜたりして奥行きを与えたりします。それと黒をそのまま塗ってしまうとそれ以上は他の色が何も塗れなくなるからです。

でも、今回は影絵なのでバンバン黒で塗りましょう‼

ちょっと気楽になったでしょうか?

それでは、始めまてみましょう!

1.まず背景を塗りましょう

この背景を塗る事ですが、はっきり言って簡単です。

用意してもらう絵の具、お伝えしますね。

青、紫、ピンク、出来れば藍色です。この4色のみです。

もし、他にあなたの好きな色を加えたい時はその色を加えちゃって下さいね。

水彩画を描く時の基本は 先に薄い色から塗っていく ことになります。

薄い色を先に塗って、後から濃い色を塗ることが基本になるのです。例えば、木の茂みを描く場合は先に全体の葉っぱを薄い黄緑で塗ります。その後に影がかった部分を濃い緑で塗るのです。それによって、木の茂みに濃淡が生まれます。日差しの方向などを考えて濃い色を部分部分で塗る事で木に立体感が出来上がります。

今回は夜空を描きます。木を描くより、これはとっても簡単なのです。

1.下から上に塗っていきます。

先ほどの説明で、先に薄い色から塗っていく事をお伝えしましたね。

イルカの絵の下の部分、山がある辺りは薄めのピンクか紫になってます。山や木などの影絵部分は後から塗りたくって下さいね。

まずは一番下の方からピンク→紫の順で塗っていきましょう。説明します。

一番下の方はかなり薄い色から塗ります。水を多めに含んだ平筆で逆扇型に塗っていきます。右端や真ん中、左端と塗ります。
その時、同じように筆を動かすのではなく、例えば一番下の方、右端は強めに真ん中は弱めに左端はちょっと強めに塗りましょう。
少し上にずらして右端はかなり強めに真ん中はちょっと強めに、左端はちょっと弱めに描いてみましょう。

色に強弱を付けることで、不思議な味わいが出ます。色を均一に塗ってしまうとイラストのようになってしまいますので、この強弱は大切になります。

左右に塗るとき、ちょっとずつ紫も足してみましょう。青を少しずつ足しても良いです。感じとしては両サイドがちょっと暗くなるぐらいがお勧めです。

下から上につれ、色を濃くしますピンク→薄紫→紫→濃い青→藍色→ほぼ黒色(あまりベタっと塗らずに薄く塗りましょう)

水を含ませながらグラデェーションになるように左から右、あるいは右から左と塗っていきます

常に紙の表面は濡れているのが好ましいです。ある程度、グラデェーションが決まっていたら、そこに別の色をちょこっと足してみるのもお勧めです。例えば紫の部分に薄い青色をちょっと入れてみるなどです。ただの紫に奥行きが出てきます。今回の絵は全く違う色を加えると統一感が無くなるので、同系色の違う色を所々に入れていくと良いと思います。

どうでしょうか?出来そうですか?

最初は水の分量など上手くいかないかもしれないです。でも焦らないでやってみましょう。

もし、水が多ければタオルやティッシュでふき取って、またトライしてみて下さい。

すぐに近いものが出来てくると思います。全く同じでなくて良いんです。あなただけのオリジナルで良いと思います。

2.影絵を塗ろう

次は影絵の部分を作りましょう。

これは簡単です。上の絵をそのまま、真似て塗るだけです。

その前に背景に山があります。これは黒色を薄めたもので描いています。薄めたことでグレーになります。それを山のようにギザギザに塗っていきましょう。もちろん、その時も強弱をつけて塗ってみて下さい。次に山の影の部分をもう少し濃い目のグレーにして塗っていきましょう。部分部分で濃い目の紫を加えたりしてもいい味わいが出ると思います。

では、影絵の部分です。

上の絵を真似て黒色で塗ってみましょう。

まずは地面です。逆扇型に黒を塗ります。ちょうど空を逆扇型に塗ったように並行して地面を塗ると良いと思います。気を付ける点は山が見えないようにしない事です。山はほんのちょっと見えるようにして下さいね。

次は木です。幹と枝を描いていきましょう。枝は出来るだけ細かく分岐して描くともっとリアルになります。

この写真は枝が少ない方なので好みで加えて下さい。木の幹と枝が出来ましたら、葉っぱを加えます。
筆の先に黒絵具を付けて、先だけ木の枝に沿って点を付ける感じで塗ります。
筆の接地部分が三角形になるので、それを葉っぱに見立てて塗っていきます。強弱、大小の点を塗っていきます。
あまり力を入れすぎないように塗って下さいね。

最後に草、花です。細筆を使います。力を入れずに地面の黒い部分から上の方に筆を払うように塗ります。力を入れずに少しかすれる位が上手く見えます。そして、描いた草の一部に点々を好みで付け足すと花のように見えます。

どうでしょう?

上手く描けましたか?たったこれだけでそれっぽい背景が出来上がったと思います。もし、思うように出来ないようでしたらゆっくりと色々試してみて下さい。影絵の部分はあなたが好きな写真でもイラストでも良いと思います。もし、上手く描けない時は、その写真やイラストを切り抜いて絵にあてて描くのも一つの方法です。

3.星を描こう

次は全体の星を描いていきましょう。

筆にちょっと水を加えた白い絵具と何もつけてない筆をクロスします。

何もつけてない筆で絵具を加えた筆をカンカンカンと叩きます。すると細かい点々が下に飛び散ります。

最初は上手くできないかもしれないので、まずは新聞紙や要らない紙で試してみましょう。水が多いとべちゃっとなってしまう事もあります。少し水の分量など慣れるまでやってみることをお勧めします。

慣れましたら、やってみましょう。

影絵の部分を要らない紙などで隠します。全体を白で、部分部分ではピンクや水色を入れてみましょう。

渇いてくると最初、しっかり見えていた色が薄くなります。その部分はしっかりと点を塗るのが良いです。

4.イルカを作ろう

星のイルカは白い点と水色の点で描きます。

写真を見てひたすら点を加えていきましょう。

もし、イルカの輪郭がわからない場合は写真やイラストを切り抜いて絵にあてて薄く鉛筆で描いても良いです。

あるいはその輪郭に合わせて白で点を付けてみるのも良いと思います。

この作業は根気になりますので、時間をかけてやってみて下さい。もし、余裕があればイルカの影の部分などに濃い青や水色で色を薄く塗ってあげると立体感がでます。

星には大小の強弱があります。細かい点があれば大きい点もあります。なので要所要所で大きい、あるいは中くらいの点にしていきましょう。全体の星々にもいえるので、バランスを見ながら大きい点にしていきましょう。

最後に星をにじませていきます。筆を水に濡らして星の点部分を円を描くようにやさしく塗ります。点のまわりがにじみます。にじみすぎた場合はティッシュでポンとその部分をさっと拭きます。星全体をやっていきましょう。全体の星をにじませると「ほわー」とした温かみのようなまろやかな雰囲気を醸し出します。星のイルカも含めて、ちょっと根気が要りますが頑張って下さいね。

それで、完成です。

上手く描けましたか?自信は付いたでしょうか?

これが出来ましたら、次はあなたのオリジナルが出来てしまいます。次はクジラでもカジキでもゾウでもチョウでも良いと思います。バックの景色を夕焼けにもできますし、ミドリがかった幻想的な風景にもできます。

ぜひ、あなたの好きな動物や物を例えて素敵な絵を描いてみて下さい。

僕も楽しみにしています。

絵を上手く見せるコツは構図だったり、色合いだったりと色々な要素があります。技術があれば上手く見えるとも限らないのです。

そして、一番僕の思うことは絵に上手い下手もないという事です。
世の中には色々な人がいます。
仮にその人が上手いからと言ってもみんなが好きになるわけではないのです。

あなたが自分の絵が下手だと思っていたとしても、周りのみんなは決してそう思っていないと思いますよ。

そして、一番は楽しむことにあると思います。

なので、これからもぜひ一緒に絵を描くことを楽しんでいきましょうね!

では、またー!

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