フリーランスって何? 自営業や個人事業主との違いを解説

フリーランス

こんにちは、なかよしです。

フリーランスってどういう仕事なの?
今更聞きづらい… 
そう思っている方も多いと思います。

そんなあなたに、フリーランスとは何か、自営業や個人事業主とは何が違うのかなどをわかりやすく解説したいと思います。

近年フリーランスとして働く人が増加傾向にあります。

コロナ禍で就職難になっていることやインターネットの普及で時間や場所にとらわれないフリーランスは自分のスキルを活かせる働き方として認知されてきています。

しかし、興味はあるけれど自分にできるのか、どのような仕事があるのか等、はっきりとわからない方も多くいます。

では、フリーランスはどのような働き方ができて、どういった内容なのでしょうか。
それらを解説したいと思います。

フリーランスとは

フリーランスを直訳するとfree=自由な・lance=槍になります。
これは中世ヨーロッパで戦争の度に契約して有力者に仕えた騎士を由来としています。
そして、現在ではフリーランスは組織から独立して働くことの意味として使われています。

「副業」という働き方がありますが企業と雇用契約を結びながら、アンケートなどすきま時間に他の仕事をして収入を得ることを副業と呼びます。

「フリーランス」とは組織や団体などに所属せず個人で仕事を請け負う働き方です。

職種はライターやプログラマー、カメラマン、デザイナーなど個人の持つスキルを活かしさまざまな分野で働いています。
依頼ごとに求められる技術やコンテンツを提供し、その対価として報酬を受け取る契約形態です。
フリーランスは独立した事業者として企業と業務委託契約を結び自由に仕事を行う方のことです。

自分のスキルや専門技術を活かして個人で仕事をするのであれば、職種は問わず誰でもフリーランスと言う事ができるのです。

専門的な知識、資格が必要なものもあれば、誰でもすぐに始められるものもあります。

そして、フリーランスは勤務する時間や場所、収入も自分次第です。

2019年7月に発表された内閣府政策統括官の資料では、「日本でフリーランスの働き方をする人の人口」を306万人~341万人程度としています。
対して、アメリカのフリーランスのうち、本業フリーランスの人口は約1,061万人で、就業者全体の約6.9%とされています。
アメリカの本業フリーランスの割合と日本の本業フリーランスの割合を比較すると、日本はアメリカの4割程度の数字です。

これらを踏まえた上でも今後アメリカを追うように日本のフリーランス人口は増加すると予想されてきました。

そして、2020年5月に内閣官房日本経済再生総合事務局が発表した「フリーランス実態調査結果」によると、日本のフリーランス人口は約462万人と増加しています。
日本の就業者のうち5~7%がフリーランスであるとされています。

参照 : 内閣官房日本経済再生総合事務局「フリーランス実態調査結果」

フリーランス・自営業・個人事業主の違い

では、フリーランスと自営業、個人事業主の違いは何なのでしょうか?

独立して、個人の力で働くという意味ではフリーランスと自営業も同じなのです。
自営業は自営業系独立オーナーとも呼ばれています。

では、個人事業主についてご説明します。
この個人事業主とは「税法上の区分」のことです。

税務上では「開業届を提出しているかどうか」で区分されます。

フリーランスとしてお金を稼ぐことになると税金を納めるために確定申告を行います。
確定申告は税務署に「開業届」を出して開業してから申告するものです。

フリーランスとして働く人の中には下記の場合があります。
・個人事業主の届出を税務署に提出していない
・企業などと雇用関係を締結していない
・法人以外の業務を個人で行っている

広い意味でフリーランスは、雇用関係を持たずに個人で仕事を請け負う「働き方」をしている方の呼称です。
そのため、個人事業主が全てフリーランスではないのです。

フリーランスとよく似た働き方

他にもフリーランスとよく似た働き方があるので違いを見てみましょう。

ノマドワーカー
オフィスを持たずにカフェなどインターネット環境がある場所を移動しながら仕事をする働き方です。

SOHO
自宅などをオフィスとして働くワークスタイルのことです。

インディペンデント・コントラクター
業務単位で仕事を請け負う人を言います。

ナレッジワーカー
企業に知識を提供して働く人のことを指します。

などがフリーランスとよく似た働き方としてあげられます。
これらは業務内容、契約条件によっては広い意味でフリーランスともいえる場合があります。

まとめ

コロナ禍による不景気によって日ごとにフリーランスや副業への興味は増加しています。

会社員は会社に雇用されて、決められた時間を勤務し毎月固定給をもらいます。
ですが、働き方の多様化により、従来の雇用を前提とした労働のあり方が変わりはじめています。

終身雇用の崩壊や将来の不安などから一つの会社や企業だけでなく複数の収入源を持つことは今や当たり前の世の中になりつつあります。

現にアメリカのフリーランス人口は年々増えており、そのような業務形態が日本以上に加速しているのです。
アメリカを追うように日本も今後、雇用関係によらない働き方として企業側の変化も顕著になってくるでしょう。

政府も成長戦略で副業と兼業の拡大やフリーランスとして働きやすい環境づくりを打ち出してます。
労働時間の管理や権利保護などフリーランスで働く人を守る動きは今後も活発化していくでしょう。

そして、フリーランスとして働くために最も重要なものは情報です。

どこから仕事を引き受けるか、どのような手順で業務を行うのか、収入はいくらになるのか、色々な事を調べておくことが重要です。
また、フリーランスと会社員では税金や保険、年金制度も異なるため、手続き関連も把握しておきましょう

ここまでフリーランスの意味や定義などをお伝えしてきました。
今やフリーランスはさまざまな職種で活躍しており、これからもより注目される働き方であると予想されます。

今後も急速に変化する社会に柔軟に対応していけるようフリーランスの道も模索することをお勧めします。

正しく理解した上で、自分の持つスキルや技術を活かしてその一歩を踏み出しましょう。

では、またー!

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